「松坂屋コレクション」より新たに4点が重要文化財指定

2018.03.11

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J.フロントリテイリング史料館が所有する能装束4点が、3月9日に開催された文化審議会の答申を受け、重要文化財の指定を受ける運びとなった。

松坂屋(現大丸松坂屋百貨店)は、明治時代から積極的に呉服の服飾意匠の開発とデザイナーの育成に努めてきた。収蔵品は2010年に松坂屋創業の地である名古屋へ移管され、その大部分はJ.フロントリテイリング史料館に引き継がれて「松坂屋コレクション」と呼ばれている。

J.フロントリテイリング史料館では、約1500点の松坂屋コレクションを所有。「染分綸子地御所車花鳥文様繡箔小袖(そめわけりんずじごしょぐるまかちょうもんようぬいはくこそで)」は 2011年に重要文化財の指定を受けた。このたび新たに指定を受ける運びとなった4点は、「桃山~江戸時代初期の能装束で、形状を留めて残っている現存品は少ない。しかし、本件は非常に良好な状態で残っており、当時代の能装束の特徴をよく留めている点で貴重である」との評価を得た。